赤い糸はイチゴ味。
この街中に白馬に乗った王子様…。





ちょっと想像してみる。






ただの変質者デスね。






「唯は!?」


「え…?」


「理想の彼氏だよッ」



「別にない」




味もそっけもない実につまらない返答をしたら若菜のテンションが一気に下降した。



それに気付いてないふりをしながらリップクリームを唇にぬる。




ほのかにイチゴの匂いがする。




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