私と愛しいカサブランカ
『早く・・・・・・ワタシを見つけて・・・・・・』
窓から差し込む光で目が覚める・・・
【私】「あぁ、昨日あのまま寝ちゃったのか・・・」
場末のラブホで一夜を過ごしちゃった。
どうやら彼は寝ている間に帰っちゃったみたい。
そういえば名前聞いてなかったな~。
ふと枕元のマッチが眼に入る。
昨日の彼の言葉
【彼】「もし何か面倒な事が起きたらその店に来い。俺は大抵そこにいる。金さえ払ってくれるなら大統領だって殴ってやるぜ。だけど飛行機だけは勘弁な。」
―――ホスト喫茶カサブランカ―――
妖しさ大爆発な名前ね・・・。
とりあえず学校でも行くかー。
気分を切り替えて大きく伸びをする。
そして大事な事に気付く。
「私・・・服無いんだっけ・・・。」
ヌードの私がそこにいた・・・・・・・・・。