私と愛しいカサブランカ
【メイコ】「みんな!放送部のパパからタマミの情報が入ったわよ!」

【ケイコ】「メイコ!いったい何人同じ学校のパパがいるんだ!」
【スミカ】「いまはそんなことスルーしなさい」

メイコは着乱れた着衣を直しながら一枚の書類を差し出してくる。

【メイコ】「これが今朝放送部に匿名で来た情報よ」

『エシューゴがカサブランカに女を連れ込んだ。軍服じゃなく制服だったのが気がかりだ。情報が入り次第連絡する』

【メイコ】「放送部の人の話ではエシューゴは軍服か私服で行動するのにおかしすぎるって言ってたわ。おそらく何らかの理由で連れてこられた一般生徒じゃないかって」
【スミカ】「タマミの可能性濃厚ね・・・でもカサブランカ。どこかで聞いたような」
【ケイコ】「もしかしてサウスブロックのホスト喫茶カサブランカ?あそこって確か中立地区でしょ。なんでまたそんな所にエシューゴがいるわけ?」
【メイコ】「なんでもエシューゴの秘密基地だって噂があって放送部が張り込みしてるみたいなのよ」
【スミカ】「とにかく急いでそこに行きましょう!」

「 あ い や 待 た れ よ ! 」

突然響いた大きな声にみんな耳を押さえ教室の扉を見る。

【謎の男】「お前ら、今エシューゴとか話していたな!エシューゴは発言禁止後だ!それは校則で定められていることはよく知っているはずだな?よっておまえらを焼却刑に処す!」

同時に教室に火炎放射器を持った男達が次々と入ってくる。

【謎の男】「クラスはみな一蓮托生、同罪なり!」

男達がクラスメイトを次々に焼き殺していく!

【ケイコ】「とりあえず、逃げるわよ!」

私たちは窓から一斉に飛び降り外に向かって走り出すのである。

あの夕陽に向かって走れ!青春ランナウェイ!
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