LOVE★CAKE


「愛香が俺を愛してるから」


「なっ・・」


なんてこと言うのよ・・


「んっ・・」


突然のキス。


「あんま声出すな」


「んっ・・ぁ」


深いキスに、足がガクガクする。


ゆっくり唇が離れ、耳元で囁かれる。


「勘違いすんなよ?俺の方が愛してるから」


甘い、甘すぎる。


ケーキでも、さすがに勝てないよ。


私は思わず、一樹にキスをした。


しばらくキスに浸ったあと、一樹がいきなり離れた。


「帰るぞ」


「どこに?」


「家に決まってるだろ。愛香、今日泊まりな」


そうして、私は半強制的に一樹の家に連れていかれた。



< 3 / 78 >

この作品をシェア

pagetop