LOVE★CAKE


「ただいま」


「待ちくたびれたわよ!」


玄関で一樹ママが仁王立ちでいた。


「かっ、一樹ママ・・」


「しょうがないだろ?愛香が甘えてきたんだから」


「なっ・・一樹が離してくれなかったからでしょ!」


一樹が口を開こうとしたとき。


「もう!それが6年ぶりに会う母親に言う言葉なの?!愛香、先に中入って!」


「はいぃぃ!!」


一樹ママのお怒りの言葉に素直に従い、私は一樹をおいてリビングに行った。


「お帰り、愛香」


「一樹パパ」


リビングには、ニコニコした一樹パパがいた。



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