LOVE★CAKE
「ねぇ、一樹。私、秘書さんに妬いちゃった」
「・・は?」
「だって・・・一樹にくっついてるんだもん」
何度目かのキスの後、一樹に抱きついたまま話した。
「愛香」
「ん・・」
一樹からのキス。
「俺は愛香が好き。だから、俺を信じろ」
「うん」
いつもの俺様だ。
大丈夫。私はただ・・この人だけを信じたらいい。
「・・ただの仕事のパートナーだから」
「うん。一樹好き!」
それから、2人で会社を出た。
クリスマスシーズンは、バタバタして忙しい。
でも・・クリスマスの夜だけは空けてくれるって。
イヴに一緒にいられなくてごめんって謝ってくれた。
でも私は、初めて一樹と過ごすクリスマスに、ワクワクしていた。