LOVE★CAKE
「どういうことですか?」
立花さんの声に振り向く。
立花さんがさっきの人に電話していた。
「・・はい。そうですか。いえ、また連絡します」
ガチャっと受話器を置いた。
「愛香ちゃん」
立花さんの落ち着いた声。
「運んでいるとき、特にぶつかることはなかったらしい。それと・・もう在庫はないそうだ。本部からだと、5時間はかかるらしい」
「そ、んな」
ガクガクと体が震える。
割れた屋根をどうしろっていうの?