LOVE★CAKE
「落ち着いて」
立花さんが、肩をポンポンしてくれた。
「今考えられる方法は3つ。1つは、この割れた屋根を使うこと。2つは新しく屋根を作るか頼むこと。3つは・・・」
視線を下に落とした。
「中止すること」
「・・・っ」
3つ目は、1番避けたいことだった。
「中止は嫌・・です」
「そうだね。でも、あと2時間しかない。頼むことはムリだよ」
チラッと割れた屋根を見る。
大きく割れていて、屋根が4分割されているのがほとんど。
「これを・・生かせないかな・・・」