LOVE★CAKE
「電話で話した通り、まだ社長にはなりたくない」
「向こうでの実績がある。社長になるのには充分だ。私はお前にもう社長を任せたい」
一樹はちょっと困った顔をした。
「でも・・・」
「一樹を信じているからだ。しかし・・状況で判断する。まだ社長を任せられないなら、また一からやり直しなさい・・要は一樹次第だ。」
一樹パパの顔が真剣になる。
私は息をのんで、見守った。
「パパの言う通りにしてみたら?愛香も安心するだろうし」
「えっ?」
いきなりに一樹ママから話をふられ、目をキョロキョロと動かす。
「早く結婚したいでしょ?いつにしようかしら?」