LOVE★CAKE
「良く頑張ったな。お疲れ」
「一樹・・」
溢れる想いに、一樹に抱きついた。
嫌なことが起こりそうで怖い。
大丈夫だよね?
私を1人にしないよね?
「・・どこにも行っちゃ嫌」
ぎゅっと強く力を入れた。
「愛香?」
「お願い。離れて行かないで・・・」
「愛香・・・」
6年離れていた期間、寂しいと思いながらも一樹以外考えられなかった。
問題は時間じゃない。
好きは好き。
たとえ一瞬でも、好きになるのはおかしいことじゃない。