LOVE★CAKE
一瞬、軽くキスをされた。
「それ俺の言葉、愛香のばか」
そう言うと、私は一樹の膝に座わらされ、後ろから抱きしめられた。
一樹ママたちがいるのに・・!
「わかった。父さんの後を継ぐ」
その言葉に、一樹パパは安心した表情を見せた。
「ただ、ムリだと思ったら言ってくれ。父さんが築いてきたものを、俺は全力で守りたいから」
「一樹・・」
一樹ママは、ハンカチで目を押さえてる。
親にとっては、嬉しい言葉だよね。
「あっ、それと結婚だけど」