タイムリミット(短)
初めて入った未姫奈の部屋は
すごく綺麗で女の子らしい部屋。
それと未姫奈の匂いがする。
それだけでちょっと興奮してる俺。
めちゃくちゃ良い匂いなんだもん。
でも、でもダメ!那智!
今日はこの家に2人っきりなんだもん!
「…那智?何ぼーっとしてんの?」
「え!?いや!」
「変なの。座りなよ」
「……未姫奈は寝なさい」
いつまでもベッドに入らずにいる
未姫奈を睨むと笑いながら
未姫奈はベッドに入った。
俺はそれを見届けてから
ベッドの横に膝立ちする。
「熱は?」
「さっき計ったら36度9分だったから明日は学校行ける!」
微熱くらいかな。
無意識に未姫奈のおでこに触れる。