タイムリミット(短)








見ると那智の右手の人差し指にはご飯粒がついていた。



あ…。今とってくれた…?




「ご飯粒ついてた」



でも今…唇に触れて……


那智はその指についたご飯粒を自分の口の中に運んでいった…。



はっ…恥ずい…!!!



またあたしの顔絶対真っ赤だと思う!
だって唇触られてご飯粒とってもらって…それを…!!



「はは。未姫奈真っ赤」



那智がそう笑うと近くでご飯を食べていた女の子達があたしたちに近づいてきた。




「ってか未姫奈!那智君!2人って付き合ってんの!?」


「なんで今日は2人で食べてんの!?いつも7人じゃん?」



あーきたきた。こういうときあると思ったんだよね。

でもカレカノなんて言いづらいよね。あのルールもノリかもだし…。
あたしがなんて答えようか悩んでると



「付き合ってんの」



なんてセリフ言った那智。




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