ブラッディ・ロマンス。【短編】

「…うん」



長かった夏休みがもうすぐ明ける。


今は人気のない公園でコトに及んでるけど、

その前は放課後の教室だった。



皆と笑いあう教室で、秘密の行為。


それを思うだけで、胸がドキドキした。






そうして二学期初日。


あたしは久し振りに学校でそわそわしながら、教室のドアを開けた。


その途端に耳に入ってくる、泣き声。



な、何…!?

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