狼王子に監禁されて
「…美」
「…亜美」
「亜美っ!!」
「はいっ!!」
ゴチンッ
あたしは誰かに呼ばれているような気がしたのであたしは飛び起きたんだけど…
あたしの頭が誰かの頭におもいっきりぶつかって頭がガンガンする…。
痛い…
いろんな意味で痛い…。
あたしはぶつけたところを手で押さえてゆっくり起き上がる。
「ご…ごめんなさい…」
頭をぶつけてしまった人の顔を見ないでそう言うとその人はあたしが押さえている手をどけて冷たい物をあたしの頭に引っ付ける。