狼王子に監禁されて




グイッ





「え」





バターンッ





いきなり
左足を引っ張られて
床にすごい勢いで倒れ込んでしまった。





「どこ行くの?」





後ろから
明るい声聞いてきた柘気。




なんとも言えない
痛さにあたしは
唸りながら
後ろを見ると





片手には
あたしの右足につけられている鎖を持った柘気の姿に
あたしは怒りを覚えた。








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