狼王子に監禁されて




あたしはどこまでも続く廊下をずっと歩いた。





ここは柘気様がいつも歩いている道なのかしら?





そう思うとこの廊下にしかれたじゅうたんさえいとおしく感じてしまう。





あぁ
久しぶりに柘気様にお会いしたいものだわ…。





柘気様にあってこの思いを打ち明けたい。





まぁそれが出来たら苦労しないけどね。





「はぁ…」





「お嬢様?どうなされたのですか?」





「あ…佐藤…」








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