木漏れ日差す丘で
二学期が始まって、僕は無理やり日常に放り込まれた
結局、鈴と一緒に通うことは出来なかった
僕はいまでもあの丘にいって、一日の報告をする
あの日から新しく丘に生えた木の苗に、まるで鈴にするように
明るい茶色の幹に触れながら、彼女の笑顔の色をした空を見上げる
木漏れ日を受けながら、ゆっくりと目を閉じて願ってみる
――・・来年の夏、また君と会えますように――
fin.
結局、鈴と一緒に通うことは出来なかった
僕はいまでもあの丘にいって、一日の報告をする
あの日から新しく丘に生えた木の苗に、まるで鈴にするように
明るい茶色の幹に触れながら、彼女の笑顔の色をした空を見上げる
木漏れ日を受けながら、ゆっくりと目を閉じて願ってみる
――・・来年の夏、また君と会えますように――
fin.