〜148㎝の王子様番外編・龍太&束沙編〜
加藤をちらりと見ると、ばっちり目があった。

「なによ?」

加藤は表情を崩さずに言った。

「いや?なんでもねーけど…」

少し期待してしまったんだ。もしかしたら、加藤が言ってくれるのではないかと。

“おめでとう”と。




「加藤さん。話しがあるだけどいいかい?」

俺がそんなことをぼけーっと考えていると、

加藤が話しかけられた。


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