幸せのクローバー。
−第2章− 翔



俺の名前は、渡辺 翔
高校2年生


自慢じゃないけどよくモテるらしい……

年に5回くらい告られる


でもはっきり言って

女子は苦手な方


だってなんかネチネチしてて、よくわかんねぇ……



あっ、でも幼馴染みの歌奈は苦手じゃないかな…


って、幼馴染みだし
当たり前か



歌奈はこの1週間、掃除当番らしい

遅刻しまくってるし
そのくらい当たり前だよな


だけど…


俺は教室で掃除をしているあいつに声を掛けてしまったんだ

「翔〜!!」

甘えた声で名前を呼ばれる

そして……

「翔!!お願いがあるんだけどぉ……
掃除、手伝って!お願い!!
アイス奢るからさぁ〜、ね?」


と、言われ仕方なく掃除を手伝う


はぁ〜
家に帰ってゲームやりたかったのに……

あのゲーム、めちゃくちゃおもしれぇんだぜ!?


俺の優しさに感謝しろよ!
歌奈!!




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