幸せのクローバー。



「アイスこれがいい」


「はいはい。これね」



翔にアイス奢るなんて……
大きな出費だなぁ


なんて思いながら仕方なく買う


だって一応約束だしね


「てかさぁ、お前何回遅刻してんの?」


と、翔にも言われイラッとくる


「煩いなぁ。しょうがないじゃん。
あっそだ!四つ葉のクローバー覚えてる?」


「四つ葉のクローバー?
……あぁ…なんとなく」

「あそ」


なぁんだ……
なんとなくか…


私ははっきり覚えてるよ

偶然私と翔が見つけて、
それを交換して持ってようって……


私にとって翔から貰ったかけがえのない宝物


でもそう思ってるのは私だけなんだよね



なんか損してる気分




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