幸せのクローバー。



「じゃあな。明日は遅刻すんなよ」

「言われなくてもわかってますぅ」



ふんだ!!一々煩いんじゃ!

「じゃあな」

「うん。バイバイ」


そう言って玄関のドアを閉めた



久しぶりに翔と帰れたなんて……


思い出すとニヤニヤしてしまう


ギャー!キモイって私!!



あ、そだ


私は引き出しの中にある小さなピンク色の箱を取り出した

その中には今も生き生きとしている四つ葉のクローバーがあった



――好きだよ


―――翔……



って自分で言って恥ずかしーー!!!




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