愛してるハニー
~Taketo side~
俺は、マリオネットの居る楽屋の前に着いた。

コンコン

『は~い』

ガチャ

後輩『はい、え~っと?Blue Skyさんですよね?…え~っと?』

俺たちを出迎えてくれた子が俺たちを見て固まってしまった。
それに俺も拓斗も苦笑いしていると、奥から絵里が来てくれた。

絵『大丈夫だよ!ありがとうね』

後輩『あっ!いえ、絵里さんにでしたか、では』

後輩ちゃんは、その場を去って行った。

絵『たけちゃん、久しぶりやね』

健『あぁ、せやな、久しぶりやな』

絵『…もしかして、真莉に会いに来た?』

健『…あぁ、せやけど…なんで?』

絵『…真莉は、ここには、居らんねん』

拓『えっ!?なんで!?』

絵『ん…一人になりたいからって、さっき、楽屋を一人で出て行ったんよ』

健『で!何処に行ったんや!?』

絵『…それがいつも、解らんねん。せやから、今、電話してみるから…』

絵里は、真莉へと電話をかけた。
数回のコールで真莉が出たらしく、絵里は、真莉の居場所聞き出した。

絵『…なんか、裏方の大道具とか小道具とか置いてある所に居るって』

健『…解ったわ、俺、ちょっと、行ってくるわ』

絵・拓『おん!いってらっしゃい』

健『おう!』

俺は、絵里が教えてくれた場所へと走った。
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