愛してるハニー
健『…なんやねん!怒っとるなら、怒っとるでええやんか!』

真『でも、ごめん…ホンマに怒ってない。ただ、うちは、これからの為に…』

健『これからの為に?なんやねん』

真『これからの為に…うちは、たけちゃん離れすんねん』

健『はぁ!?意味解らんわ!…それって、別れるゆう事か?』

真『うち…今まで、たけちゃんに依存し過ぎてた思うんよ。
せやから、これからは、もっと…一人でも居れる様に強くなんねん』

健『…』

真『…うちは、今まで、たけちゃんが側に居ってくれるだけで…うちの心も気持ちも安らげてん。
せやけど、最近では、たけちゃんが居らんかったら…うちがうちじゃなくなってまう気がすんねん。
無理やって解ってるけど…普通の女の子がしてる事をしたくなんねん。
それって、完全にたけちゃんに依存してるし…うちは、たけちゃんにそんな事で迷惑かけたないねん。
負担になりたくないねん…せやから、うちは…』

健人は、そっと、真莉を抱きしめた。
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