愛してるハニー
車内では、お互いのこれからの仕事のスケなんかを話した。
多分次にちゃんと一緒に過ごせるんは、年明けて、元旦ぐらいやな。

せやけど、トップ3コンくらいで今は、特に大きい仕事は、入ってへんし、頑張って、乗り越えたら、また一緒に過ごせる日があるやろうからな。
それまで、お互い辛抱やな。
そんな事を思い、真莉と話をしていると、真の教えてくれた場所へと着いた。
そこは、川べりの一角で、そこ一帯の木がイルミネーションで装飾されていて、しかもそこからは、少し遠くに見えるビルがクリスマス用に電気を装飾していて、むちゃくちゃ、キレイな所やった。

俺たちは、車から降りる事は、出来へんけど、車の中から、思う存分に楽しめていた。
今は、時間的にも既に深夜帯だが、その場所は、少し知られているらしく、何組かのカップルが近くのベンチの座り眺めていた。
俺と真莉も車のエンジンを切って、静かにそのイルミネーションを眺めていた。

そして、それから、気が付けば1時間ぐらいが経っていた。
俺と真莉は、その場を後にした。
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