小さな願い
始業式の日から1ヶ月がたった


終わりのない恋を信じて亜衣は歩きだしていると思う




あの日出会った人とは偶然にも同じクラスになった








「HRをはじめる、席に着け。」






ガラー

「おっす!海斗」


「おいー、海斗、お前また遅刻じゃんか」

「あはは。」



どうやら、亜衣があの日出会った人はみんなの人気者だったみたい



彼がやってくるといつも教室の空気が一気に変わる







女子にも大人気…

なぜか心が痛い…



多分、いや、絶対、この人が慎ちゃんにあまりにも似ているから



時々重なって見える…彼の仕草が
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