小さな願い

自分の道

「お、桜井。」


「ぁ、おはよう~」


「お前、ぼぉっとしすぎだろう!?w」



「あ、あは」



「あはじゃねぇだろう。あと1週間で中間だぞ!わかってんの?」



「もう、バカにして、中間くらい知ってるもん…」


「何すねてんだよ。面白いなお前。」



あーぁ、やっぱ前に進むとは言えど…


慎ちゃん似の人が隣にいるとつらい…




亜衣は守山くん(海斗の苗字)のこときらいじゃないんだ



守山くんと慎ちゃんがかぶるのがつらいだけ

なぜか…慎ちゃんと守山くんが似てるなって思うたびに


守山くんに悪い気がする








「今日のHRは6月の運動祭の係り決めについてです」



運動祭6月か、早いな……






「おぃ、桜井、お前運動祭きらいだろう!?」



「えー?なんで?」



「トロそうだからに決まってんじゃん」


こいつめ~はっきりと言ったな!!!


「トロくなんかないもんだ-」



「まあ、まあ、意地張るなって、どうせすぐにわかることだし、

 運動祭、楽しみだわ。フン」



ついに鼻で笑っいやがったな。お主許さんぞ





「ぁ、先生!!桜井さんが頬を膨らまして起こってるよ。食後のパンダみたいで、僕、

笑いすぎて、お腹が痛いです。」


「ぁ、本当だ」


守山くんに続いて回りの皆もあたしをからかう…


あーぁ、入学にて1ヶ月…


もはや、皆の笑いものです。
< 14 / 89 >

この作品をシェア

pagetop