小さな願い
ドンドンドンーバタン




勢いよく開けられたドア、


そのドアに誰もが注目をする






「亜衣ぃいいいいいいー」




そのドアから入ってきた人はやっぱり梨佳だった





「な、なに??」



「うふふ、亜衣ちゃん!!」



って…え??

「何、梨佳、泣いてんの?」


梨佳が泣いてるよ…なんかあったのか?


でも、悲しそうな顔はしていない、逆にうれしそう…




なんだろう?!

「亮に、告られた…!!!」



「亮って、梨佳がラブな??」


「そう、今日の朝下駄箱のところであって言われた、好きだって…」



「よかったじゃん!おめでとう」


亮は同じクラスの男子で梨佳が中学の時から好きだった相手


なんか、自分のことのようにうれしいなぁ…


「うん、ありがとぉ、亜衣!!」




……


亜衣が山田君と付き合うって決めた時


梨佳も自分のことのように悲しいんでくれたのかな…!?


だから、


絶交するなんて言ったんだ、亜衣を止めるために…



やっぱり、梨佳は最高の親友だよ!!


「亜衣??ぼぉーとして、どうしたの?」


「うぅん、何でもないー」



梨佳、おめでとぉ!
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