小さな願い

終わりのない恋

ピピッピピー


「はぁ…、夢か…」





昨日は珍しく、慎ちゃんの夢を見た


慎ちゃんがなくなってから、5ヶ月がたった…



一度も慎ちゃんの夢を見たことがなかったのに…





今日は慎ちゃんに出会ってちょうど3年になる




そして、今日であたしは高校生になる





地元の高校はどうしてもいく気になれなかった


なぜなら、そこは慎ちゃんとの思い出が多すぎるから




東京の有名高に受かった



今年の春から一人暮らしをがんばっている






時計に目を向けた

ってもう7時じゃん




あたし、ぼおっとしすぎ


急いで制服に着替えて、家を後にした



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