小さな願い


「あたし、守山くんのことがずっと好きだったの…」


顔を赤く染めて一生懸命告白をする女の子……



これが桜井だったら、いいな…






「ごめんな、俺好きな人がいるんだ…」





「いやだ!あたしは中学のときからずっと守山くんが好きだったんだよ?ずっと見てきたのに……」





あちゃ……泣かせちゃった……





俺はどうすればいいのかわかんなくて……困ってた






すると、女の方からいきなり抱きついてきた





「離して!?」



「いやだ、離さない!」




ガタンっ



扉が開く音がして、俺はドアの方を見た





そこに、旗を持った桜井がいたんだ





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