Limiter
「今日は本当にありがとう。初めてづくしですごく嬉しかった」
ビルの玄関を出たところでハヤトは、私と向き合う形で立ち止まった。
「うん。ラスソンおめでとう」
すっかり化粧がハゲてしまっているだろう顔を太陽の下で見られることに抵抗を感じ、
私はうつむき加減のままハヤトに祝福の言葉をかけた。
「終わったら連絡するから。どっかで待ってて」
「わかった。したらまた後でね」
ハヤトからバッグを受け取り、私は酔いのため千鳥足になりながらすすきのの街を歩き出した。
どこに行こう。
と言っても、今は朝の8時。この時間に開いている場所は限られる。
やっぱりマックかな。
通称「ススマ」と呼ばれるすすきの中心部にあるマクドナルドへ私は向かうことにした。
だがしかし…散々歩きなれたこのすすきので、私は迷子になってしまった。
マズイ。かなり酔いすぎた。
そりゃそうだ。
7時間もかけて鏡月シャンパンブランデーを飲み続けたのだから。
全く見覚えの無い道を歩き、だいぶ遠回りしながらようやくススマにたどり着いた。
アイスコーヒーを頼んで2階席へと向かう。
イスに座りアイスコーヒーを飲んでようやく人心地ついたが、まだまだ私の脳みそは高揚し続けている。
とりあえずケータイをバッグから取り出して、ホストの話題が書かれた掲示板サイトを開き、
その中にあるハヤトの個人スレを見た。
新しい書き込みは無く、しばらく更新はされていない。
さすがに自作は痛いよなぁ…
でもこの喜びをどうしても書き込みたい。
迷ったあげく、「ラスソンおめでとう(≧∀≦)」
とだけ書き込みをしてサイトを閉じた。
ビルの玄関を出たところでハヤトは、私と向き合う形で立ち止まった。
「うん。ラスソンおめでとう」
すっかり化粧がハゲてしまっているだろう顔を太陽の下で見られることに抵抗を感じ、
私はうつむき加減のままハヤトに祝福の言葉をかけた。
「終わったら連絡するから。どっかで待ってて」
「わかった。したらまた後でね」
ハヤトからバッグを受け取り、私は酔いのため千鳥足になりながらすすきのの街を歩き出した。
どこに行こう。
と言っても、今は朝の8時。この時間に開いている場所は限られる。
やっぱりマックかな。
通称「ススマ」と呼ばれるすすきの中心部にあるマクドナルドへ私は向かうことにした。
だがしかし…散々歩きなれたこのすすきので、私は迷子になってしまった。
マズイ。かなり酔いすぎた。
そりゃそうだ。
7時間もかけて鏡月シャンパンブランデーを飲み続けたのだから。
全く見覚えの無い道を歩き、だいぶ遠回りしながらようやくススマにたどり着いた。
アイスコーヒーを頼んで2階席へと向かう。
イスに座りアイスコーヒーを飲んでようやく人心地ついたが、まだまだ私の脳みそは高揚し続けている。
とりあえずケータイをバッグから取り出して、ホストの話題が書かれた掲示板サイトを開き、
その中にあるハヤトの個人スレを見た。
新しい書き込みは無く、しばらく更新はされていない。
さすがに自作は痛いよなぁ…
でもこの喜びをどうしても書き込みたい。
迷ったあげく、「ラスソンおめでとう(≧∀≦)」
とだけ書き込みをしてサイトを閉じた。