Fortune ─RYO STORY─



自分の口が勝手に
そんなことを言っていた



「凌を嫌いになる理由がない

凌には助けられたし」



「助けた?俺が?」



「一年の初めの時凌が

『今渡辺はちゃんとここにいる』
って言ってくれた時

本当に嬉しかったし、
ちゃんと前に進まなきゃって思ったの」



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