Fortune ─RYO STORY─



「あ」



(ん…?)



千歩が俺の腕を掴んでいる


「汚れてるよ」


そう言って千歩は
腕についていた汚れをはらってくれた



「あ、ありがとう…」


そう言うと彼女は笑っていた


自分の胸を触ってみると
ドクドク速く鼓動をうっている


(なんでだ…?)



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