Fortune ─RYO STORY─



「あれ、元田くんサボり?」



俺の気配を感じたのか
千歩はふと振り返った



「うん、まぁ…渡辺は?」


「あたしもサボりみたいなもんかな」


そう言って千歩は少し笑った



「渡辺も鍵の場所知ってたんだな」



「だってあれあたしが見つけたから」



「え、そうなの?」




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