Fortune ─RYO STORY─


しかし彼女は寝ている



俺はそっと手を離し
布団に手を入れた


(おやすみ、ゆっくり休めな…)



「わざわざ本当ありがとうねー」


「いえ、全然」



「本当は由菜の彼氏なんじゃないの~?」


由菜ちゃんのお母さんは
にやけながら親指を立てる



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