Fortune ─RYO STORY─



「こんにちは

俺のこと覚えててくれたんですか?」



「もちろんよ
凌くんは私のお気に入りなんだから」



(お、お気に入り?)


そう言って由菜のお母さんは
ニッコリ笑う



「あら、凌くんの家もカレーなの?」


由菜のお母さんのカゴにも
カレーの材料があった


「あ、偶然ですね」



「由菜がカレー好きなのよ」



(へー…そうなんだ…)



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