Fortune ─RYO STORY─



俊也はまだ舞子のことが

好きだと言っていた


嫌いで別れたわけじゃないから


そのことを不思議に思わなかった



「じゃあお前が誘えばいいじゃん」



「俺が誘ったら怪しいだろ?

それに『試合に見に来いよ』
なんてアイツに言えねぇよ」



俊也は変なところで
気がちっちゃいつーか…



「分かった

試合頑張れよ」


「おう!」



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