Fortune ─RYO STORY─



見間違いなんかじゃない…




俺は千歩を見つけるのが
自分でびっくりするぐらい早い



だから千歩を見間違える訳はないんだ…




そこにいる千歩は俺の知らない男に
笑いかけている



俺はその場に立ち止まった


足が動かない



千歩…



その男のことが好きなのか…?



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