友達の木


すると、遠くから奈菜が走ってくるのが見えました。


美香は泣きながら喜び、この前のことを誤りました。
奈菜は簡単に許してくれて、そして気持ちが固まったところで2人で止めようとしました。



そのとき、2人の目の前にアユカが現れました。



「アユカの寿命だね。
アユカはこの木の妖精なの。
2人にお礼がしたかったんだ。
すごく楽しかったよ。ありがとう。」



と言うとふわりと消えてしまいました。



2人はケンカなんかしないで、3人でもっと仲良く遊べばよかったと後悔し、泣きながらアユカの名前を叫びました。




そうしたら、ふわふわと風にのってアユカの声が聞こえました。


「2人ともこれからも仲良くね。
アユカは消えたりしないよ。
絶対に」
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