1000文字の話。
再度、力を込めて剣を押し出し、その反動で僕は後ろに飛び退いた。
「どういうつもりだよ。」
『何が?』
「どうして手を抜くんだよっ!」
言いながら、また飛び掛かるが、やっぱりいとも簡単に止められてしまう。
『何故って?』
ゴブリンはにやりと笑うと、いきなり剣を振り払った。僕は後ろに吹き飛ばされ、手から離れた剣が、背後でかんからんと音を立てる。
「…っ!」
仰向けに倒された僕の顔を覗き込みながら、ゴブリンは信じられない言葉を口にした。
『息子を殺すやつなんていないだろう?』
「どういうつもりだよ。」
『何が?』
「どうして手を抜くんだよっ!」
言いながら、また飛び掛かるが、やっぱりいとも簡単に止められてしまう。
『何故って?』
ゴブリンはにやりと笑うと、いきなり剣を振り払った。僕は後ろに吹き飛ばされ、手から離れた剣が、背後でかんからんと音を立てる。
「…っ!」
仰向けに倒された僕の顔を覗き込みながら、ゴブリンは信じられない言葉を口にした。
『息子を殺すやつなんていないだろう?』