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「俺~結構ショックだったんだよ?嫌なのかなって思って」


将真くんはそう言って

私の顔を除き込んだ。



…まつげ長いなぁ



「…うん…ごめ「待った」


将真くんは私の唇の上に

人差し指をあてた。


「…ごめんのかわりに、将真って呼んで」



将真くんはまっすぐ

私の目を見て言った。


「へっ?!無理無理っ恥ずかしいもん」


私はひたすら首を横に振る。


「えーー。じゃあ許さない」


そう言って

軽くいじける将真くん。




だって名前で呼び合うのなんて

付き合ってる人くらいじゃん…


昨日知り合ったばっかだよ?


…嬉しいけど…馴れ馴れしすぎる気がする…




「慣れ慣れしすぎると思う」


私は思ってることをはっきり言った。

















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