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「んー…俺が呼んでほしいって言ってるんだからいいの。」


少し困ったような笑い方をして

将真くんは言った。


「……しょー…ま?」


恥ずかしくて、

とぎれとぎれになっちゃったけど

やっと言えた。



「聞こえなーい」


私の恥ずかしそうな顔を見て

面白がって、いじわるそうに言った。


「将真!!!!」



わざと耳もとで言ってやった。(笑



「うっさ!…さんきゅっ!」



これからは、将真って呼べる。


もっと、将真くんと近づける。



なかなか素直になれないけど、

本音を言うと、すっごく嬉しい。












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