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緊張のあまり敬語になっていたことに

今気付いた。


私もすぐに返事をうつ。



――――――――――――
dear将真

こちらこそ!
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そういう、簡単なやりとりが続く。





「…つい最近あったとは思えないくらいだよ…」



お風呂に入ったり、髪の毛を乾かしたり


勉強をしたり、何かをしているときでも


将真からのメールが気になって仕方なかった。




こんなこと初めて。




誰かからメールがくることを

こんなに楽しみだったことはなかった。




明日も学校に行くのが楽しみ。




そう思いながら、



眠りについた。










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