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「いいよ。お金かかるし。めんどくさいし。」
私はそう言って自分の部屋に閉じこもった。
正直言って、こうしてるときが
一番楽。
誰とも接しなくてすむし、
愛想笑いもしなくてすむから。
「……確かに髪伸びたなぁ…」
鏡に写る自分を見て思った。
私の髪の毛はもちろん黒で、
お腹のところまで伸びた髪の毛を
放置している状態。
…確かに気持ち悪いのかも。
そう思って苦笑した。
でも、化粧やら何やら
中学のぶんざいでして、肌傷つけて
平気で歩いてる奴よりはましだよね。