君想い
かなり緊張だけど、

呼ばないと…


 「い、いっちーーー!!!」



いっちーが振り向いた。

そして駆け足でこっちに来る。



い「なに?」

 「今ちょっと大丈夫…?」

い「あー…今ちょっと無理。

  今から練習試合だから。ごめん」


そう言っていっちーは走っていった。


やばい…っておもいながら美鈴をみた。


勝ち誇った表情をしている。


み「ほれ見ぃ。やっぱ違うやん。

  妄想しちゃあかんで、はーる♪」



美鈴はそう言って方向転換し、

歩き出した。


み「そうや」


美鈴、一言いってもう1回こっちを向き…


み「ウチら、ライバルってことで

  一旦距離置こうな?

  明日からちがうグループで」


そして春が言い返す前に

校門へ走っていった。


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