君想い
そしてそのときは訪れた。


ー女子トイレー


『はーるッひさしぶりやな♪』


振り返ると美鈴が立っていた。


「美鈴・・・」

『妄想はしなくなった?

 あんまりしつこいとフラれるで』

「はぁ…そうだねー」


棒読みで言い返した。


『うち、今日告ろうと思ってんねんけど、

 春はいつ告るん?

 なんなら一緒に告る??』



作戦A実行!!!


作戦A・・・・・・・・・・・・・
                 
春といっちーが付き合ってないと  
                 
信じ込んでいるアホ美鈴と一緒に  
                 
いっちーに告る。          
                 
そして、そこで美鈴にいっちーが  
                 
春と付き合ってることを言う。   
                 
・・・・・・・・・・・・・・・・


ホントは春が美鈴を誘うはずだったけど、

手間が省けてよかった。w


「上等じゃん。じゃ、そこで白黒つけよ。

 いっちーにOKされなかった方が

 キッパリ諦める。でいいね?」

『ええよ。じゃ、今日の放課後な』
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