幸運の器
「あ、ああ。実は、華音に聞きたいことがあってきたんだ」

「あの日のことじゃな」

華音には全てお見通しのようだった。

「そうだ。あの日何があったのか教えて欲しい」

悠斗は、あの日あったことの全てを華音から聞いた。

そして、疑惑が確信へと変わった。

しかし、その事実は逆に悠斗を苦しめるものだった。

だが、決してその事実から逃げるわけにはいかない。
< 180 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop