アイツとコイツは許嫁。


と、思ったそばからこけやがって。


顔面着地。


見事に頭から地面にダイブした。


それが本当にマンガのワンシーンみたいで。


「「「あはははははははは!!!」」」


俺や隣の俊哉、クラスの奴らは思いっきり笑った。


「頑張れよおぉぉ!!」


応援するものの、



ドテッ



出来ないものはできないらしい。


「「「あははははははははは!!」」」


やっぱり大爆笑。


笑いすぎて腹筋割れるから、まじで。



意外にそいつは1位でゴールした。


一輪車が出来ない奴は結構いて、みんなこけまくっていた。


クラスの体育祭実行委員によると思いのほか、競技の進み具合が悪いんだと。


・・・一輪車のせいで。


その後、同じ光景を何度も見て障害物競走は終わった。


< 101 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop