アイツとコイツは許嫁。


「こんのバカ息子ォォー!!!」


いきなり親父の怒声が聞こえたと思ったら瞬時、頭に激痛が走った。


「・・・いっ・・・てえ・・・」


親父ー!


もっとソフトにできねーのかよ!


「何でいきなり喧嘩なんてしてるんだ!?」


何で俺だけー!?


「高見沢さん、いいですよ。琥珀もこんなことはしょっちゅうですから」


・・・そうなんだ?


ていうか、東宮母ナイス!


「・・・そうなんですか。じゃ摩央、父さん達帰るからな。迷惑かけんなよ!」


それだけ言って親父達は帰っていった。


・・・あっさりしすぎじゃね?


てか、困るんだけどーっ!!


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