アイツとコイツは許嫁。
いざ出陣
【摩央SIDE】
いつもは誰が何と言おうと、寝坊なんてもんはしなくて。
それは毎朝親父が大声を出して俺の脳を覚醒させるからである。
つまり親父がいないとどうなるかというと・・・。
「・・・ああん・・・?」
寝ぼける頭で枕もとにあるめざまし時計を見る。
7:30
しっかりと時計は時を刻んでいた。
・・・・・・。
・・・・・・。
「・・・・!!」
勢いよくベッドから飛び起きる。
目を凝らしてもう1度時計をみてもやっぱり、
7:30
そう針は示していた。